2013年1月17日木曜日

頑張れ頑張れ!!/ねがいごと













Rabel:Spiral Music
Catalog No.:SPRL-0023
Release Date:2013.01.15

都内のライブハウスを中心に活動しているねがいごとの3rdシングル。
先にあえて書くけれど、とりあえずCDを聴いての感想だけを綴りたい。

表題曲は疾走感溢れるバンド風サウンド。
ラウドなギターとドラムが曲を引っ張るけれど、シンセブラスの下で
コードを淡々と奏でるオルガンの音色も印象に残る。
テンポも早くて血沸き肉踊らざるを得ないウキウキした曲。
歌詞もこれ以上無いと思われるほどの応援ソング。
タイトルにあるように、とにかく頑張れと言われ続ける
ある意味で聴く人を選ぶ歌詞。グループ名もさりげなく取り込んでいて
さらに歌詞内に通常はファンが勝手に入れるMIXが既に
組み込まれていてライブハウス映えする曲だと思う。
素直なボーカルがまた逆に歌詞の応援さを強調しているように
聴こえるから不思議だよね。

カップリング「天使の傷」はいきなり最初のバースで
『僕らはどん底に落ちてく』なんて歌詞もあって表題曲との
ギャップあるかと思いきやこちらもちゃんと応援ソング。
言葉は違えど、マイナスからプラスへと引き上げる事を
テーマにいている点は表題曲と一貫している。
でも「天使が迎えに来る」、と言われると「フランダースの犬」の
エンディングを思い浮かべてしまうけれど。
サウンドも四分打ちにマイナー調メロディを基調として
ズンター ズタータ/ズンター ズタータと言うピアノ音色に
陶酔型ギターが絡んで90'sな雰囲気を感じさせて、
表題曲との対比もあって良い。
こちらもボーカルは素直さで走り続けるが、曲調とのマッチ度は
表題曲より高いと思う。大サビで唐突に登場する
「冷たいコンクリート」と言うフレーズが妙に耳に残る。

元気の良いA面にマイナー調のB面と言うスタイルが
1枚のシングルとしてバランスや聴了感の満足度が高くて
良いシングルだと思います。

蛇足ではありますが、2012年のねがいごとに何があったのかを
知った上でこの2曲の歌詞を読みながら聴くと、このシングルは
全く違った表情を見せる。逆にこのグループの2012年を
知って聴くと、普通のシングルCD以上の心持でしか
聴けなくなってしまうので注意が必要とも言える。かもしれない。

2013年1月13日日曜日

行こう!Let's GO!/あっぷる学園













Label:???
Catalog No.:apple02
Release Date:2012.04.05?

長野を中心に活動しているあっぷる学園の2ndシングル。

景気の良いタイトルとは逆にテンションの低いサウンドと
ボーカルが妙にクセになる曲。四分打ちのキックに三三七拍子の
ホイッスル(これも打ち込み)による冒頭は応援部と名乗るに
ふさわしいけれど、エレクトーンのような音に童謡のようなメロディ、
ダメ押しでずっと続くユニゾンのボーカルが何とも言えない味わいで
思わず何度も聴いてしまう。特にバックトラックはシンプルと言うか
これはこれで逆に凝ってるとも思わせられて平日昼間の
教育テレビのようなまったり感が何とも言えない。
歌詞は初々しいデート現場を描いており、特に応援歌臭は感じられない。
曲の最後に取ってつけたように応援部から万歳三唱を
贈られるけれど、これも絶妙なテンション。
聴いた後に残る置き場のない気持ちがズシリと重い。

カップリングは「恋のおまじない」。オールディーズフィーリングのある
タイトルは思わず拳を握るけれども表題曲と同じサウンド、
同じ曲調、同じボーカルスタイル、同じテーマの歌詞で
統一感があって安心する。とは言え、「りんりんりん あっぷるあっぷる」と言う
グループ名を引用した掛け声がサビで入っていて独自性もある。
後半には「あっぷるあっぷる」と言う掛け声がソロパートで
何度も入っていて、そこもまたバックトラックのテンションと
同じ勢いなので溶け込み具合が不思議と印象に残る。
ふと気付いたら口ずさんでいるレベル。表題曲もそうだけど。
この曲、自分だったらもうほんのちょっとだけテンポ上げると
思うんだけどなー。でもこの何とも言えないまったり感には
このテンポがしっくりくるのかなーなどと考え込んでしまう罪な曲。

ちなみにこのCD、レーベル名も品番も表記がなく
上記には盤面裏にある工場での認識番号で書いておいた。
また、ジャケット写真の解像度も低く、メンバーが若干ギザギザしている。

2013年1月8日火曜日

みんな大好き!桜組/桜組2期生












Label:East Valley Music
Catalog  No.:???
Release Date:2012.04.14(iTunes)

現在活動休止中の桜組2期生による配信限定ミニアルバム。
オリジナル桜組(中国人姉妹時代)のリメイク2曲を含む全7曲入。

とにかく丁寧に作られたサウンドに舌を巻かされる。
クリアと言うか各音の分離も良くて実に聴きやすい。
パーカッションを含むドラム音やベース音も昨今よくある
ブーンブーンと無駄にうるさく強調された感じもなくて耳に優しい。
音の全体像はこのミニアルバムのかなり大きい個性の一つだと思う。
逆に言えば各音色がオーソドックスな彩りで個性はないが
凛とした表情を見せて(聴かせて)くれる。
ボーカルも特別上手い子はいないけれど、生真面目に歌っていて
そこがプリミティブな印象すら受けるから不思議。
基本的に複数人で歌われているパートが多い分、時に出てくる
ソロパートが妙にドキッとする。

とは言え、これで普通のラブソングが歌われていたら
本当に「丁寧に作ってあるなぁ」だけで終ってしまうが
やはり最大の個性が歌詞。グループの基本コンセプトである
「くのいち」が全ての曲で大活躍。秋葉原で生まれた
くのいち達はこのミニアルバムだけでもマンボやフラメンコを踊り、
闘牛士やサッカー選手になり旋風を巻き起こした上に空まで飛んでしまう。
歌詞に関しては何とも言えないよねぇ・・・。好きか嫌いかで
言えば僕は断然好きです。あまりにも俗世と離れていて
「お、おぅ・・・」となる。

で、またそんな歌詞が見事にメロディに乗っていると言う事が
涙出ますよ。歌詞だけ切り出したら絶対に奇曲にしかならないのが
ちゃんとポップソングになっている。それが丁寧に作られたサウンド、
生真面目なボーカルが混ざり合って本当に奇跡のような
楽曲群だと思います。

やたら歌の上手い中国人だったオリジナル桜組の歌唱では
どうしてもアイドル風になってなかった「くのいちサッカー」
「空飛ぶ忍者」と言う超名曲の2期生によるリメイクでは
ちゃんと「アイドル」になっていて本当に嬉しい。
オリジナル桜組時代のゴージャスなサウンドも捨てがたいけど
僕はこちらも凄く好きです。ちなみに、歌詞も少し(ディティールが)
変更されており痒いところに手が届いている。

これなー、配信限定ってのが本当に残念。
ちゃんとCDにして欲しかった。今からでも遅くないと思いますよ。
乞CD化!いやほんとに。棺桶に入れたい1枚になること必至です。

2013年1月6日日曜日

恋するCandy Kiss/Candy Kiss













Rabel:Red Bunny Records
Catalog No.:RBCH-002
Release Date:2012.08.15

表題曲は工場の警報音のような音から始まるポップなラブソング。
歌詞カードを見ると基本的に2人メインのボーカルがいるようだけど、
ボーカルにはかなり加工がしてあるので個性みたいなものは
あまり感じられない。サビは全員で元気いっぱい(でも加工してある)
歌っているけど是非ともネイキッドな歌声で聴きたいところ。

グループ名にもかかっているのだろうけど、とにかくサビの
「あんま~いキスをしてあげる チュッ」が印象に残る。
「放課後の帰り道で 永遠を誓うのー」なんて歌詞もあり、
おませな中学生の淡いファーストキスを中年が聴いてニヤニヤする
典型的な低年齢層ラブソング。初恋の高揚感を思わせる
サビのメロディが好きです。さらに曲ラストにダメ押しで入る
「チュッ」が何とも言えないよねぇ。
サビの最後で微妙にベース音がずれる気がするのも
モヤモヤ感を増長させて良いです。

カップリングの「ねぇ・・・好き♡」はタイトルから受ける印象とは
違った四つ打ちのダンス寄りな曲。歌詞も通学路で愛を誓った表題曲 と違い、
渋谷で手を繋いだデートしたのに振り向いてくれない男子に向けて
詰問するような片思い女子の心情を歌っている。
サビで顕著なキッチュなリズム音も耳に残るけど、
何よりいきなりブツッと終るエンディングが衝撃。
思わずプレーヤーを確認してしまう人も多いと思う。

かなり加工してあるとは言え舌足らずな少女ボーカルは堪能できるので
そう言うのが好きな人にお薦めします。

夜空(そら)にきらら/T-Princess














Label:T3 Record
Catalog No.:T3-001
Release Date:2012.11.17

茨城県土浦市をPRする為に結成されたグループのファーストシングル。
土浦で毎年行われている花火競技大会をタイトルのモチーフとしている模様。

サビのメロディをしっとりとなぞるピアノから始まり、ゆったりとした
バンド風サウンドを基調に切ないメロディで片思いの恋心を歌う。
花火大会が終った後の静寂の中で夜空を一人見つめている様子が
思い浮かぶようだが、メンバーの平均年齢が高いせいか
その姿は入社3年目のOLが妻子持ちの上司に対して秘めた恋心のよう。
学生時代の友人たちと浴衣なんか着ちゃって花火大会を
楽しんでいたら、密かに恋焦がれている憧れの係長が
綺麗な奥さんと3歳になる娘と一緒に同じ川原に来ていて、
可愛い娘さんですね、なんて言っちゃったけどいつかは・・・みたいなね。
(※個人のイメージです)

所謂アイドル風な曲ではないけれど、エレキとアコースティックのギターの
絶妙な絡みや花火をイメージしたと思われるイントロの「シューーゥン」と言う
シンセ効果音も良いし、何よりメンバーの年齢にも合わせた落ち着いた
雰囲気になっているのが良いですね。

あくまで余談としますが、発売直後にメンバーの一人が急逝したことにより
この歌詞はまた特別な意味を感じてしまうものとなった。