2013年5月28日火曜日

My City/かしま未来りーな





Rabel:鹿島ご当地アイドルプロジェクト
Catalog No.:KGIP-001
Release Date:2013.04.??

茨城県は鹿島市のグループのファーストシングル。

表題曲「My City」はハイハットによるカウントで始まるも
歌い出しはしっとりと。そしてブラスセクションをフィーチャーして
景気良く演奏が始まるめくるめくポップソング。単純なフレーズだけど
盛り上がるブリッジ部分のブラスアレンジが印象に残る。
このご時勢にしては珍しく生演奏を基調としており個性的。
個性的なのは良いけれど、どう聴いてもブラスとリズムが
ずれていると思うんだよなぁ。特に間奏。
弾きまくり!アームギュンギュン!と言うギターソロに
耳が引きつけられるけどそれに続くサックスソロと金管のオブリガード、
そして密かに弾きまくりを続けるギター、土台を担うリズム隊が
一瞬バラバラになって崩壊寸前。これ演奏が下手なんじゃなくて
録音やミックスが良くないんじゃないかなぁと思います。
タイトなドラムや気の利いたキーボードのフレーズは良いですね。

そんなダイナミックな演奏に乗るボーカルは純朴と言うか
初々しいと言うか頼りなさげと言うか。これはこれで胸キュンです。

歌詞は当然鹿島市をテーマにしていると思われる。
直接的な表現(ジーコとかアルシンドとか)こそないものの
赤いユニフォームのサッカー、と言う事で鹿島アントラーズの事とか
51号線だの神宮前だの、地元愛を歌う。しかし一番インパクトが強いのは

「FMの流れる 喫茶店で 君に送った リクエスト♪」

と言う部分。ふ・・・古い・・・!いやもしかしたら鹿島市では
今でもそんな文化が生きているのかもしれない。そんな郷愁を誘う。

でもメロディ自体は悪くないと思います。速過ぎず遅過ぎずな
テンポもしっくりきていて聴かせる曲になってます。色んな意味で。

曲の最後は冒頭と同じくしっとりと。バッキングメロトロン風の音色で。
お腹いっぱいにさせておいてよく聴くと曲が終わった後に
ジリジリとデジタルノイズのおまけつき。5分超の比較的長い曲ですが
それ以上の満腹感を味わえます。

ちなみに特にクレジットはないのですが演奏は地元のバンドが担当している模様。
基本的に動画などは貼らないようにしているこの感想文ですが、
生演奏によるライブ映像があったので参考までに。
音源とかなり近いです。


この映像だとヴィブラフォン(ジャックスか五つの赤い風船か!みたいな)で
始まるけれど音源はシンセとエフェクトのかかったボーカルで始まる。
音源に比べてギターソロは大人しめ。


カップリングの「一期一会」はブラスセクションこそないものの
少なくともドラムは表題曲と同じ感じ。ベースがビービーした
電子音なのが耳に付く。伸びやかなメロディと元気良く歌う
ボーカル(インクルーディング年少メンバーのみパート)が
ポジティブで良い。歌詞は「アイドル頑張るぞ!」みたいな。
純朴と言うか初々しいと言うか頼りなさげと言うか、そんなボーカルと
前向きな歌詞が相まって爽やかな気分になるB面らしい良い曲です。
でも表題曲ではあえて出してない「鹿島」と言う単語があっさりと
出てきちゃうのも潔いです。表題曲があまりにくどいので
3分半程度のこの曲が実に生きてきます。

楽曲、演奏、ボーカル全てが妙にクセになるこのCD、お薦めです!
茨城県以外での入手は難しいかもしれませんが買って損なしです。

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